プログラミングを始めようというとき、環境構築から行っていく。
この環境構築において、環境変数なるものを設定することがある。
私は、現在までにJavaとPHPを仕様してきたが、どちらも環境変数を設定した覚えがある。しかしながら、社内の手順書を読んで、機械的に環境変数を設定したため、これが何の役割を果たしているのか理解していなかった。
そのため、メモ書き的に環境変数についてまとめておこうと思う。
※今回はWindowsの設定についてまとめる。他OSで違いがあれば後々更新していきたい。
プログラミング、または何かしらの設定や環境構築をする上でコマンドプロンプトを使うことがあると思う。例えば、javaファイルをコンパイルする場合は、コマンドプロンプト上でjavacコマンドを使う。(実業務でいえば、Eclipseが勝手にコンパイルしてくれるため、使うことはないが・・・)
このjavacコマンドを例に環境変数について説明したい。
とりあえず適当に下記のような内容のjavaファイルを作った。
ファイル名はFoo.javaである。
このファイルをコンパイルするには、下記のようにjavacコマンドとファイル名を指定すればよいが、エラーメッセージが表示されてしまった。javacコマンドはJDKのbinディレクトリから実行する必要があるため、現在のディレクトリ上にそんなコマンドないよと言われているのだ。
つまり、javacコマンドを実行する場合は、JDKのbinディレクトリまで移動する必要がある。下の画像は、JDKのbinディレクトリまで移動して、javacコマンドでコンパイルしjavaコマンドを実行した場合である。
しかし、いちいちJDKのbinディレクトリまで移動するのはめんどくさい。
そこで、ディレクトリのどこからでも各種コマンドを実行できるようにするのが環境変数のpath設定である。
Windowsのスタートボタン→コンピューターを右クリック→[プロパティ]→システムの詳細設定でシステムのプロパティ画面が開く。そこから環境変数をクリックすれば、環境変数の設定画面にいける。※windows7の場合
環境変数画面が開いたら、システム環境変数の変数pathを選択して、編集ボタンをクリック。JDKのbinディレクトリまでのパスをそこに入力すれば、設定完了である。(pathを複数設定するにはセミコロンで区切る。)
pathを通してjavacコマンド、javaコマンドを実行してみると下記のようになる。JDKのbinディレクトリまで移動せずとも、各種コマンドが実行出来ているのが分かるはずだ。
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